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エアコンや扇風機の電気代を比較!節約するにはどの冷房器具が最適?

そろそろ夏に向けて、エアコンや扇風機を用意しようと考えている方もいらっしゃるでしょう。しかし暑い日が続くなど、冷房器具を頻繁につかうとしたら、できるだけ電気代を安く抑えたいですよね。そこで今回は冷房器具の選び方や電気代の比較、節約方法などを解説します!
※掲載商品については、在庫切れの場合がございます。

※記事の内容は記事公開時点のものです。

冷房器具にはどんな種類がある?

冷房器具にはどんな種類がある?

冷房器具の種類や特徴、メリット・デメリットを見ていきましょう。表では部屋が涼しくなるまでの時間や、適した広さによって冷房器具を分類してみましたので、参考にしてみてくださいね。

エアコン

「エアーコンディショナー」の略であるエアコンは、外の空気を室外機から取り入れて冷媒で冷やし、室内に循環させることで比較的早く部屋全体の温度を下げます。室内の空気中にある熱は、室外に放出して取り除くという仕組みです。夏は冷房、冬は暖房、湿度が高ければドライ(除湿)としてもつかえて便利ですが、冷風が直接当たると身体が冷えるため、苦手に感じる方もいます。

扇風機

羽を回転させて、人が涼を取るための風を作り出す扇風機は、小型のものが多くて場所を取りにくく、広範囲を涼しくすることができます。稼働音はやや大きいですが、冷たい風を出すのではなくそのまま送風するため空気を入れ替えたいときにもつかえますし、身体が冷えやすい方にもおすすめです。サーキュレーターは扇風機に似ていますが、空気を循環させるための器具なので、遠くまで届くように直線的な風を送るのが特徴です。

冷風扇

冷風扇は水が蒸発するときに熱を奪う「気化熱」という仕組みを利用しており、限られた範囲でつかいたい場合に適しています。タンクの水でフィルターを湿らせ、吸気用のファンで吸い込んだ外気を通すことにより、冷風を室内に送ることができます。小型で稼働音も小さく、空気清浄をする働きも期待できますが、水分が蒸発するため部屋の湿度が高くなることや、フィルターを湿らせるためお手入れをこまめに行う必要があることは念頭に置いておきましょう。

冷風機

スポットエアコンやスポットクーラーとも呼ばれる冷風機は、エアコンと同じく外から取り込んだ空気を熱交換器で冷やして送るという仕組みです。扇風機よりも冷たい風が出ますし、小型で気軽に持ち運びやすいので、狭い場所でつかいたい方向けです。冷風除湿機と違って除湿機能はなく、基本的には空気から取り込んだ熱を逃がすためのダクトが付いています。稼働音はやや大きいのと、本体にたまった水は定期的に捨てる必要があります。

冷風除湿機

エアコンや冷風機と同じく外の空気を取り込み、冷媒によって冷たい風を送る冷風除湿機。メリットとしては小型で狭いスペースでもつかいやすく、除湿機能が付いているため衣類を乾燥させたいときにも役立つことが挙げられます。熱交換器が一体になっているので稼働音はやや大きく、本体にたまった水を捨てる手間がかかるのと、熱を逃がす際にダクトから熱風が出ることがデメリットといえるでしょう。

冷房器具の電気代を比較!安いのはどれ?

冷房器具の電気代を比較!安いのはどれ?

どれがより節約になるのか確認すべく、冷房器具の1時間あたりの電気代を比較してみました。1時間あたりの電気代は、公式の「消費電力(W)÷1000×1kWhあたりの電気料金(目安単価27円)」で計算しています。また弱・強など強度を変えられる商品は、最大強度での消費電力としました。それでは安い順に見ていきましょう!
※消費電力は商品によっても異なります。

1位:扇風機

扇風機の消費電力は19Wなので、1時間あたりの電気代は0.513円です!丸一日、つけたままにしていたとしても1日あたりわずか約12円となるため、ほとんど電気代がかかりません。1日8時間つかったとしても、1か月あたり約123円で済みますよ。
消費電力参照:タンスのゲン 扇風機 DCモーター 9枚羽根ホワイト 42100002

2位:冷風扇

冷風扇は熱交換器を利用しないので消費電力が44Wと少なく、1時間あたりの電気代は1.188円です!扇風機には及びませんでしたが、一日中、つけっぱなしにしても1日あたり約29円なので気軽につかえるでしょう。1日8時間つかうと、1か月あたり約285円です。
消費電力参照:タンスのゲン 冷風扇 25800047

3位:冷風除湿機

冷風除湿機の消費電力は290Wと急に跳ね上がり、1時間あたりの電気代は7.83円でした。丸一日、つけたままにすると1日あたり約188円となり、たった1日で扇風機の1か月分の電気代を超えてしまいます。1日8時間つかった場合は、1か月あたり約1,879円です。
消費電力参照:SHARP プラズマクラスター冷風・衣類乾燥除湿機 コンパクトクール アイスホワイト CM-L100-W

4位:冷風機

冷風機の消費電力は418Wなので、1時間あたりの電気代は11.286円、1日8時間つかった場合には1か月あたり約2,709円という結果になりました。熱交換器を搭載しているので涼しくなりますが、3位の冷風除湿機と比べると1.5倍弱、1位の扇風機と比べると約22倍になるので、やや高いですね。
消費電力参照:タンスのゲン 移動式エアコン スポットクーラー 冷風機 25800085

5位:エアコン

消費電力は590Wで、1時間あたりの電気代は15.93円でした。丸一日、つけっぱなしにすると1日あたり約382円なので、気にせずに利用するといつの間にか高額になってしまうでしょう。1日8時間つかうと1か月あたり約3,823円となり、ほかの冷房器具と比べて圧倒的に高くなります。
消費電力参照:シャープ L-Nシリーズ AY-L22N-W

エアコンの電気代を安くする方法はある?

エアコンの電気代を安くする方法はある?

エアコンの電気代がほかの冷房器具に比べて高いとはいえ、やはり便利で涼しくなるので利用したいと考える方も多いはずです。そこで、エアコンの電気代を節約するための方法も知っておきましょう。

温度によるエアコンの電気代の差はどれくらい?

たとえば「シャープ L-Nシリーズ AY-L22N-W」の消費電力の最小値は180W、最大値は820Wなので、仮に18℃に設定した場合を820W、28℃にした場合を180Wとします。1時間あたりの電気代をそれぞれ算出すると、18℃では22.14円、28℃では4.86円で、1時間あたり17.28円の差となります。1日8時間つかうと1か月で約4,147円の差額になりますので、なるべく常温から下げずにつかった方が節約できるでしょう。ただし、暑い日に室温を下げずにいると体調を崩すおそれもありますので、必要なときは無理をせずにつかってくださいね。

冷房とドライ(除湿)ではどちらがお得?

冷房は温度を下げるための機能で、ドライ(除湿)は湿度を下げるための機能です。ドライには「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類があり、一般的なドライである「弱冷房除湿」は除湿をメインとして弱冷房で稼働します。一方、「再熱除湿」は室温を下げないように、冷やした空気を暖め直して湿度だけを下げるものです。3種類を比較して、お得になる順番に並べると、「弱冷房除湿」「冷房」「再熱除湿」となります。梅雨などのそこまで暑くない時期や、就寝時にはドライを上手に活用すると節約できるでしょう。

各冷房器具の選び方や節約方法は?

各冷房器具の選び方や節約方法は?

各冷房器具の人気のメーカーや選び方、機能、電気代の節約方法などをご紹介します!どれもdショッピングでも購入できますので、気になるものは確認してみてくださいね。

エアコン

エアコンのメーカーとしては「パナソニック」「日立」「三菱」「ダイキン」などが人気です。購入する際は設置スペースの広さと、対応している畳数が合うものを選びましょう。抗菌や防カビといった機能が付いているものだと清潔に保ちやすいですし、無線LAN内蔵のタイプだとスマホでの遠隔操作が可能です。エアコンは室温を調節している間に電力を消費しやすいので、電源を入れてから室温が安定するまでは風量を強くすると電気代の節約につながります。
■「エアコン」はこちら>>

扇風機

おすすめの扇風機のメーカーとしては「タンスのゲン」や「ダイソン」「山善(YAMAZEN)」などがあり、最近では羽が付いていないタイプも人気です。DCモーターだとACモーターよりも風量設定がしやすく稼働音も静かで、消費電力も少ないので節約しやすいでしょう。シーンによってモード変更ができるものや、タイマーをセットできて就寝時やお出かけの際に便利なものもあります。
■「扇風機・サーキュレーター」はこちら>>

冷風扇

冷風扇のメーカーとしては「タンスのゲン」「山善(YAMAZEN)」などがおすすめです。保冷剤付きのものだと、ひんやりとした風が出てさらに涼しくなるでしょう。リモコン付きのタイプだと離れた場所からでも操作ができて便利ですし、保証付きだと万が一のときでもあんしんです。円柱状のものは、おしゃれなインテリアに合わせやすいですし、いろいろな場所でつかいたい方はキャスター付きのものを選ぶと移動が楽ですよ。
■「冷風扇」はこちら>>

冷風機

冷風機のメーカーも「タンスのゲン」「ナカトミ(NAKATOMI)」「山善(YAMAZEN)」などがおすすめです。風の温度を設定できるタイプだと、その日の気温や体調に合わせて変更できますし、温度を下げ過ぎなければ節約につながるはずです。スイングモード付きのタイプは、一般的な冷風機に比べれば広範囲に風を送ることができますよ。冷風機も冷風扇と同じく、頻繁に移動させたいのであればキャスター付きのものを選ぶとよいでしょう。
■「冷風機」はこちら>>

冷風除湿機

冷風除湿機のメーカーとしては「コロナ(CORONA)」「シャープ(SHARP)」などが人気です。購入する際は設置場所の広さと、除湿可能面積が合うものを選んでください。こちらも移動が楽なキャスター付きのタイプや、部屋干しのにおいを抑制できるもの、延長保証を付けられるものなどもあります。「プラズマクラスター」機能付きのものは空気清浄をする力が強いとされており、注目を集めています。
■「冷風除湿機」はこちら>>

まとめ

エアコンや扇風機の電気代を比較!節約するにはどの冷房器具が最適?_画像1_640_430

電気代を比較したところ、一番安いのは扇風機という結果になりました。とはいえエアコンをつかう方も多いでしょうし、自分に合う冷房器具を選んで上手に節約してみてくださいね。ほかの家電も気になる方は、以下のページも確認してみてください。
■「季節・空調家電」はこちら>>

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