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初心者向けでおすすめの観葉植物は?室内での育て方も解説

部屋やオフィスにあると癒される観葉植物ですが、ガジュマルやポトス、ユッカなどの様々な種類があるため、どれにするか迷っている方もいるはずです。今回は初心者でも育てやすくておすすめの観葉植物の種類や、室内での育て方などの基本的なポイントを確認しておきましょう。

※記事の内容は記事公開時点のものです。

生活に観葉植物を取り入れよう

生活に観葉植物を取り入れよう

観葉植物とは葉やその色合いの美しさを鑑賞するための植物の総称で、ほとんどが熱帯や亜熱帯原産です。丈夫で害虫や病気への抵抗力が高く、室内でも育てやすいものが多いため、あまり手が掛かりません。水やりもこまめに行う必要はないので、家にいる時間が短い方や面倒くさがりな方でも生活に取り入れやすいですよ。わざわざ公園などに行かなくても自宅で緑に触れられるため、リラックスやストレス解消の効果も期待できますし、インテリアとしても適しています。

観葉植物を上手に育てるための6つのポイント

観葉植物を上手に育てるための6つのポイント

買ってすぐに枯らさないためにも、観葉植物を上手に栽培するために見ておきたいポイントを6つご紹介します!ただし種類によっては適した条件が違う場合があるので、品種ごとの育て方については確認した方が安心です。

日当たり

観葉植物の多くは日陰に強いので、日光が当たらなくても育ちます。しかし室内の照明だけだと太陽の光に比べて暗いため、栄養が行き渡らずに葉や茎が弱々しくなってしまう可能性があります。逆に日差しが強過ぎても葉焼けしてしまう場合があるので、レースのカーテン越しの日差しが当たる窓際など、直接日光が当たらなくて明るい場所に置くと良いでしょう。また植物全体が日の当たる方向へと傾きやすいので、時々鉢植えの向きを変えるとまんべんなく生長しやすいです。

水やり

頻繁に水をあげて土が湿っている状態が続くと根腐れすることもあるので、水やりの頻度は1日1、2回が目安です。朝や夕方に土の表面が乾燥しているのを確認してから、たっぷりと水を与えましょう。少量だと土の一部が乾いたままになるケースがあるので、鉢の底にある穴から水が溢れるまで注いで、受け皿に溜まった水は必ず捨ててください。時々霧吹きスプレーで葉や茎、幹にも直接水を吹きかけたり、付着したホコリを濡れたタオルなどで拭き取ったりすると良いでしょう。そうすることで根から吸い上げられなかった水分を補給できるだけでなく、葉ダニや葉焼けを防げます。

用土・肥料

鉢植えに入っているのが水はけの良い土であれば、そのままで構いません。しかし水が土に染み込みにくい場合や、植物が根詰まり・根腐れを起こしている場合には、観葉植物用の土をつかって植え替えましょう。根詰まりしているなら一回り大きい鉢にして、根腐れしているなら傷んだ部分をカットしてから土を入れ替えてください。肥料については固形であれば2か月に一度ほど、植物の根元に触れないようにして鉢の淵に沿って置きます。液体であれば1か月に一度を目安にして、水やりの際に希釈して与えます。また寒くなる11月~4月頃には養分を吸収しづらくなるため、この時期に肥料を与えるのは控えてください。
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葉の状態

葉っぱの状態をチェックすると、どこに問題があるか分かります。もし色が薄かったり黄色くなったりしている場合には、栄養が足りていない可能性が高いため肥料を与えるのがおすすめです。葉の色が茶色くなったり抜けたりしているなら、日光が当たり過ぎているかもしれないので置き場所を確認してください。葉が枯れているなら、根詰まりや根腐れを疑ってみましょう。

気温

観葉植物は暑さには強いですが寒さには弱いものが多いので、できるだけ室温を15℃以上にして、10℃以下にならないように調整してください。冬には屋外や気温が下がりやすい窓の近く、気温の変化が激しい場所は避けて、暖かい部屋に置いた方が無難です。もしどうしても寒い場所に置くのであれば、鉢を新聞紙などで包むと根が冷えにくくなって長持ちするでしょう。

風通し

水やりをした後には水が蒸発するため部屋の湿度が高くなりがちで、土は乾きにくくなります。そのため風通しの良い部屋に置いた方が雑菌の繁殖を防いで根を健康な状態に保てますし、害虫による被害も受けにくいです。室内がジメジメしている場合は特に、適度に部屋の換気を行って風通しを良くしましょう。ただしエアコンの風が直接当たる位置だと、乾燥し過ぎてしまってダメージを受けやすいので注意してください。

初心者にも育てやすい観葉植物は?

実際に選ぶ際に参考にしていただきたい、初心者でも育てやすい観葉植物の種類やその特徴をご紹介します!

モンステラ

モンステラはハート型に似ていて、独特の深い切れ込みが入った大きな葉が特徴の、エキゾチックな雰囲気を持つ観葉植物です。モンステラはハワイ語で「水が湧き出る」という意味で、根から吸い上げた水を葉から蒸散できない時に、葉に水滴をつくることから名付けられたとされています。また耐陰性(日陰に強いこと)や耐寒性(寒さに強いこと)が高いため初心者にも育てやすく、サイズは小柄なものから2mほどのものまであってバリエーションが豊富です。
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パキラ

パキラは丈夫で存在感があるので、カフェや美容院などにも置かれやすいです。別名「発財樹」とも言われており、幸運をもたらすお金がたまる木として風水的にも良いものとされています。耐陰性や耐寒性に優れているので日陰でも日なたでも育てられますが、春から秋にかけては日光が当たる部屋に置いた方が元気に育ちやすいでしょう。原産地では高さが20m以上の大木になるので、スペースが限られる場合には生長してきたら枝を切って形を整えてください。
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ガジュマル

ぷっくりとした太い幹が特徴的で、形に大きな個体差があるガジュマル。国内では屋久島や種子島に生息していて、沖縄ではガジュマルの木には「キジムナー」という精霊が暮らしているという言い伝えがあります。丸坊主に剪定しても数週間後には葉が沢山生えるほどの生命力があり、多幸の木とも呼ばれていて、風水では全体の運気や金運が上がるとされています。
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ポトス

明るい色合いの葉で、インテリアとしても取り入れやすいポトス。ツルを伸ばして生長するため、ハンキングプランターをつかってフックなどで天井から吊るして飾るとオシャレですよ。耐陰性にも優れているので、キッチンやトイレなどの水回りにも置きやすいです。「ポトスエンジョイ」と呼ばれる品種は葉が白と緑のマーブル模様になっていて、通常のポトスよりも耐寒性があります。
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サンスベリア(サンセベリア)

葉がシュッと鋭く尖っているサンスベリアを置くと、部屋の雰囲気がスタイリッシュな印象になりそうです。斑(まだら)になった葉の模様から「虎の尾」とも呼ばれており、魔除けや厄除けになると言われています。高い空気清浄効果が期待でき、マイナスイオンや水分を放出して有害物質を吸収分解するとされています。乾燥にも強くて耐陰性もありますので、特に疲れている方や空気をきれいに保ちたい方は取り入れてみると良いでしょう。
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オリーブ

オリーブオイルの原料であり、細い枝に小さな葉を沢山付けるので涼しげな印象を与えるオリーブ。ノアの方舟で、洪水の7日後に鳩がオリーブの葉をくわえてきたことから「平和の象徴」とされています。元々は大木ですが大きいと日照不足で枯れやすいため、小さいものであれば観葉植物としても楽しめます。耐寒性があって乾燥にも強く、サイズが小さいものを選べば育てやすいですよ。
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【場所別】おすすめの観葉植物はこれ!

【場所別】おすすめの観葉植物はこれ!

置きたい部屋の環境によって、選ぶと良い観葉植物の種類が変わってきます。そこで、部屋ごとにおすすめの観葉植物をピックアップしてみました。

日当たりが良くて広いリビングには

リビングは明るく、他の部屋に比べると広くてスペースに余裕がある場合が多いので、日当たりが良い場所に適していて少し大きめの観葉植物を置くのがおすすめです。具体的には乾燥に強くて葉肉が食用になるアロエや、葉がハート型のウンベラータ、カールした葉が可愛いベンジャミンバロック、白い花が咲くコーヒーの木やゲッキツなどが該当します。葉が全方位に広がって伸びるパキポディウムや、ガジュマルやアデニウムなども飾りやすいです。
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日陰になりやすい寝室には

ゆっくりとくつろぐ寝室には、よりリラックスできて穏やかな気持ちになれそうな観葉植物が合いますね。半日陰になりやすい場所なので、特に耐陰性が強い種類を選ぶと枯れにくいです。明るい昼には鳥の羽のような葉を広げ、暗くなる夜には葉を閉じるエバーフレッシュは昼夜の変化を楽しめるはずです。モンステラも、直接日光の当たらない明るい日陰を好むため寝室に向いていますよ。10月~4月頃は日当たりの良い窓辺など、5月~9月頃は半日陰が適している多肉植物のハオルチアや、半日陰を好み桜に似た花を咲かせるホヤ・クミンギアナも良いでしょう。
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家の顔である玄関には

家に入ってすぐにある玄関にはインテリアとしても映える観葉植物を置くと、ますますオシャレな空間になるはずです。葉がシュッとしていて幸福の木とも呼ばれるドラセナは直接日光が当たらない明るい場所が適していて、幸せをもたらすとしてハワイでは古くから玄関に置かれていました。魔除けや厄除けになるとされているサンスベリアや、大きな葉に沢山の切れ込みが入ったセローム、葉がハート型で可愛いハートカズラ、ピンクの花が咲くレデボウリアなども華やかで、人目を引きますよ。
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キッチンやトイレなどの狭い部屋には

家の中では比較的狭いスペースの水回りにも、小柄な観葉植物を置くと可愛らしくて癒されます。形のバリエーションが豊富で個性的なサボテンはミニサイズのものが多く、キッチンやトイレなどにも置きやすいです。「生ける宝石」と称されている丸いコノフィツムなど、株分けをしやすい多肉植物も育てやすくて人気です。名前の通りテーブルサイズのテーブルヤシ、葉の周りに葉や芽が出てくる不思議なマザーリーフ、葉に白毛が生えていて「ウサギのミミ」とも呼ばれるツキトジ、ポトスなども生長が楽しみになるでしょう。
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まとめ

部屋に置きたい観葉植物が見つかったら、今回ご紹介したポイントを踏まえて実際に育ててみてくださいね。他にも気になる方は、以下のページでも様々な種類の観葉植物をご紹介していますので、良かったら確認してみてください。
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